和泉三社 埼玉新聞掲載記事

和泉三社 埼玉新聞掲載記事

平成30年1月5日(金)の埼玉新聞に掲載された記事です。

200年前の板絵修復

岩槻区 鹿室和泉三社 象眼画家の鈴木さん

さいたま市岩槻区鹿室の和泉三社に、200年前に奉納されたとされる板絵の修復が行われた。
修復作業には、同区の象眼画家の鈴木和彦さん(66)が取り組んだ。
板絵は1906(明治39)年に修復されたと伝わるが、湿気や温度管理が不十分だったため、痛みがひどく色彩も不明な状態だった。
鈴木さんは洋画家の遊馬正氏に声を掛けられ、78年に米国のニューヨーク美大に留学した。
帰国後は象眼画家に興味を持ち、数々の作品を発表。
「日本クラフト展」に入選し、東京や京都などで個展を開くほか、テレビ出演などで活躍している。
画家でもあり、彫刻家でもある鈴木さんは、各種の銘木をそのまま生かす象眼絵画の技能を用いた。
約3カ月かかって修復された板絵は、天の岩戸が開かれて天照大神が姿を現し、暗黒の世に光が注いだ神話の世界がよみがえった。(タウン記者・中村進)

埼玉新聞に掲載された板絵と鈴木さんの写真

修復された板絵を手にする鈴木和彦さん(さいたま市岩槻区)

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